信仰の種が実を結ぶ歩み
1973年2月7日、雪が降り積もる北海道の地に、ひとつのキリスト教会が誕生しました。
名前は、札幌新生キリスト教会。
「北海道に10の教会を建てたい」
そんなビジョンを持っていた今野正治さんという方の捧げた祈りの種が実りました。
教会の誕生
日本バプテスト連盟 熊本新生教会の牧師であった、田中 博(ひろし)牧師が指名を受け、九州から札幌に派遣される形で、自給自足の開拓伝道がスタートしました。
当時田中家は、5歳の息子、3歳の息子、そしてまだ生後2ヶ月の娘の5人家族。遠い熊本から2日間かけて、北国札幌へ移り住んだのでした。
新たな一歩
みかん箱を食器棚代わりに始めた新しい生活。雪とは無縁の世界からのチャレンジ。
最初の場所は新琴似の借家で。翌年には東区北22条の、事務所つき一軒家を借りて。
教会の成長
1980年にはさらに東区45条の教会兼、牧師館を借りて。苦労は多かったですが、教会は不思議な助け手が与えられ、救いが起こされ、感謝が尽きない歩みの中で、成長していったのでした。
教会堂の完成
そして1987年、北区拓北にあった物件を購入することを決意。改修工事が終了した1988年9月11日に札幌新生キリスト教会の教会堂が建ったのでした。
小さな教会で、当時2500万円もの土地と物件を購入できたのは、まさに少年ダビデが巨人ゴリアテを打ち倒したような、奇跡としか言いようのない出来事でした。
支えてくださった姉妹
実は、田中家と一緒に、九州から移り住んだ一人の方がいました。阿波静江さんというご婦人です。
「晩年を、キリストの福音が述べ伝えられるためにお捧げしたい」そんな願いを持ち、慣れ親しんだ九州の地を離れ、雪の降る北国に移り住み、田中家とともに暮らしながら、ひたすら教会のために祈り、支え、特に次世代である子どもたちを教え育てるために晩年を捧げた功労者でした。彼女が地上での使命を全うし、天に帰る前の年に書き記していた祈りがこれでした。
阿波静江さんの祈り(1982年度の祈誓書)
主の聖旨と我が祈願
- 信仰の完成
- 最後迄エルサレムに止る事
- 老年期にふさわしく祈祷の生活
- 時を捧げて祈る事(教会の為・牧師先生の為)
- 牧師先生ヘヤコブの祝福の祈り
- 第二世への祈り (最後迄必ず立つ事)
- 恵みの業の祝福 喜んで捧げる事
全生涯かけての大悲願
- 田中牧師先生がいつも神の力と生命と聖霊に満たされ御健康にも祝され 牧会伝道、求道者伝道にと祝されますよう祈る事
- 教会の発展 世界伝道とリバイバル伝道の成就
- 教会の完成
愛する者への祈り
- 田中牧師先生が最後迄御使命をまっとうなさって下さいますように
- 教会学校にふさわしい働き人が与えられますように
- 第二世が喜んで出席出来ますように
- 第二世が成人のあかつきには尊い器でありますように
- 第二世より献身者が出ますように
そして現在へ
阿南静江さん亡き後も、その祈りはひとつも地に落ちることなく、実っていくのでした。
教会は力強く前進し、さらに隣接地を獲得。
1998年には田中信矢が牧師として、2007年には小原輝樹が伝道師として、2010年には田中満矢がユースパスター(若者担当牧師)として立ち、多くの尊い助け手が教会を支えました。
たくさんの出会い、たくさんの感謝、力強いの祈りに満たされながら、札幌新生キリスト教会は今日も神の愛と希望を歌い続けています。
アットホームで、愛に溢れた教会。あなたもぜひ一度お越しになりませんか。
札幌新生キリスト教会は、あなたを心から歓迎いたします。